4位 フランス(adidas アウェイ)

adidas2006は数種類のフォーマットを各チームに配分、また同じ国でもホーム&アウェイモデルで異なるフォーマットを採用するという画期的なサプライ・システムを作り上げた。

フランス代表の場合、ホーム&アウェイとも「ユナイテッド」というフォーマットを採用したが、シンプルなホームモデルに対し、胸にパネルを配してカスタマイズしたアウェイモデルはその表情が大きく変わる。さらにそのパネルを赤から青のグラデーションにしてトリコロールを表現するとともに、より近未来的な印象に仕上げる事に成功した。

決勝トーナメントに入ってからは4試合ともこのモデルを着用し、スペイン、ブラジル、ポルトガルといった強豪を退け決勝に到達する。しかしこの大舞台で、ジダンがマテラッツィに頭突きをかませ一発退場、チームもPKで敗れるという信じられない結末が待っていた。

この大会を最後に代表を引退すると公言していたジダンの「代表ラストモデル」は残念な結果で終わってしまったのである。