開幕が間近に迫るワールドカップに向けて、ヨーロッパ合宿でコンディションを高めている日本代表。
それに向けて、9日には同じくワールドカップに出場する強豪国スイスとの親善試合を行う。
人口787万人という小さな国でありながら、様々な地域からの移民を受け入れており、バリエーション豊かな代表チームになっているスイス。
サッカー界でも1934年大会から参加しており、前回大会でもベスト16に進出。FIFAランキングでも現在6位であり、日本を大きく上回っている。
これまで日本代表と対戦したのは2回。
1993年に香港で行われたカールスバーグ・カップでは1-1。PK戦で日本が敗北しているが、90分では引き分けになった。
そして、我々の記憶に残っているのが2007年9月11日、オーストリアで行われた三大陸トーナメント。
イヴィチャ・オシムに率いられた日本代表、初の欧州遠征として行われた試合だ。
スタメンはこんな感じだった。
その直前のオーストリア戦ではPK戦に持ち込まれ、遠藤保仁のコロコロシュートが会場を沸かせるも、最終的には敗れてしまった。
そしてこのスイス戦、立ち上がりは苦しかった。いきなりマニャンのフリーキックで失点。さらにエンクフォのPKで前半のうちに0-2とリードされる。
しかし後半、松井大輔のドリブルからPKを獲得して1点を返し、さらに中村俊輔のFKから巻誠一郎が同点ゴール!
終盤にも点を取り合った結果、最終的には4-3と勝利を収めたのだ。この後半の攻撃は「日本代表史上でも最高クラスのプレー」といわれている。
今回の試合でもこのような「名勝負」は生まれるだろうか?