また、同じく途中出場からゴールを決めたMFマルアヌ・フェライニ(マンチェスター・ユナイテッド)も、モロッコにルーツを持っている選手だ。
そのためモロッコ方面でも今回の一戦は話題になっている模様。フェライニの場合は父アブドゥラティフがモロッコの名門ラジャ・カサブランカでプレーしたGKだった。
『telquel』によれば、その父はこう明かしたことがあるそう。
アブドゥラティフ・フェライニ
「2005年のワールドユースに向けたモロッコU-20代表に息子は招集された。
だが、彼は親善試合で20分間プレーしただけで、代表に選ばれなかった。
それが彼を動揺させたんだ」
また、当時の監督ファティ・ジャマル氏からは「(フェライニが)最高レベルでプレーするのは絶対ムリ」と告げられていたとも。そんな選手がワールドカップでゴールを決めるのだから分からないものだ。
本人はベルギーを選んだ決断についてこう述べている。
マルアヌ・フェライニ
「モロッコでプレーすることもできた。だが、ベルギーのほうが早かったんだ。
プロになったから6か月後にベルギーから声がかかり、Noとは言えなかった」