『Guardian』は8日、「トッテナム・ホットスパーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、プレミアリーグの移籍期限に苦言を呈した」と報じた。
今夏の移籍マーケットにおいて、イングランドは画期的な選択を行った。リーグが開幕する直前、8月9日に選手の登録を締め切ることになっているのだ。
それ以降は選手を他の国に放出することはできるが、原則的に他のクラブから誰かを獲得することは不可能となる。
その中で、今季開幕に向けてまだ全くと言っていいほど補強が行われていないトッテナムの状況は不安視されている。しかもソン・フンミンはこの後アジア大会のため1ヶ月不在となる。
今夏の移籍マーケットについて聞かれたポチェッティーノ監督は以下のように話し、これはプレミアリーグのためにならないと指摘したとのこと。
マウリシオ・ポチェッティーノ
(マーケットの締切が短くなったことについて)
「ヨーロッパの他の国と比較すれば、絶対的に不利なものだ。それはプレミアリーグのクラブに助けにならない。
我々はイングランドで同じ状況にある。他のチームがこの決断に満足しているのかどうかはわからない。
しかし個人的に言えば、これは正しくないと思う。プレミアリーグのクラブを助けるものではない。
なぜなら我々は欧州で競争しなければならないわけだ。チャンピオンズリーグもやらなければならない。しかし20日間もマーケットが短い。助けにはならないよ」
トッテナムは現在アストン・ヴィラからMFジャック・グリーリッシュを獲得しようとしていると伝えられている。
しかしトッテナムが送った2500万ポンド(およそ36.06億円)のオファーはアストン・ヴィラに断らされたとも。
また、トビー・アルデルヴァイレルトが退団する可能性もまだ残っており、トッテナムにとって今季は難しいスタートを余儀なくされそうだ。