関根 貴大(シント=トロイデン)
ペトロヴィッチ時代の浦和で絶対的なレギュラーとして活躍したドリブラー。
中学生の頃から浦和の下部組織に所属し、2014年の無観客試合でデビュー。翌年にポジションを奪取すると、2016年には20歳にしてJリーグの優秀選手賞を、2017年7月の広島戦では5人抜きのドリブルでゴールを記録し、その年の最優秀ゴール賞を受賞した。
その実績を引っさげ、昨夏ドイツ2部のインゴルシュタットへ電撃移籍するが、ここで初めて壁にぶつかる。環境の変化に順応できず、公式戦でわずか2試合に留まったのだ。
結局わずか1シーズンで退団し、今季、DMMが保有するベルギーのシント・トロイデンへ移籍したものの、ここまで日本人選手の中で唯一出番がない。
いままさに苦悩のさなかにあるが、3バックというシステムを考えた場合、彼もまた貴重な存在になるだろう。