アルゼンチン代表はリオネル・スカローニ暫定監督のもとでの初となる親善試合に向けた29人の招集メンバーを発表した。

リオネル・メッシの辞退やマスケラーノらの代表引退などもあり、顔触れにはフレッシュさも。そのなかで驚きだったのが、セビージャMFフランコ・バスケスの招集。

彼はもともとアルゼンチン生まれながら、セリエAで台頭したレフティテクニシャンだ。

2015年にイタリア代表でデビューし、背番号10も背負ったが、出場したのはいずれもフレンドリーマッチだった。

EURO予選でベンチ入りしたものの、当時のアントニオ・コンテ監督は本大会メンバーには選ばず。 

それ以降呼ばれることも一度もなく、結局イタリア代表では公式戦に出場しなかった。

また、イタリア代表のロベルト・マンチーニ新監督は帰化選手に否定的とされており、そのため母国アルゼンチン代表としてプレーできる資格は残っていた。

『Tyc Sports』などによれば、29歳のレフティは今回の招集についてこう述べたそう。

フランコ・バスケス

「数日前にスカローニと話したんだ。彼からは招集の可能性をついて伝えられた。なので感謝しているよ。

2年前にイタリア代表に招集された。母がイタリア人だからね。

でも、ありがたいことに公式戦ではプレーしなかった。幸運にもアルゼンチンのユニフォームに袖を通すという夢を叶えることができる」

また、「自分はずっとアルゼンチン人だと感じてきた」とも語ったという。新生アルゼンチン代表は来月にグアテマラ、コロンビアと対戦する。

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