鈴木優磨(鹿島アントラーズ)

将来のA代表入りは間違いないが、今回の招集に期待してみたいのが22歳のこの男だ。

先に紹介した鎌田大地とは同級生で、私生活でも仲が良い鈴木。脚光を浴びるようになったのは、プロ入り2年目となった一昨年の秋以降のことだった。

当初の出場時間は限られたものだったが、恐れを知らない若武者は勝敗の行方を左右する80分以降に決定的なゴールをことごとく決めたのである。一時は彼がゴールすれば負けない“不敗神話”さえ語られるほどで、その時点でのA代表入りも囁かれた。

その後、勢いはやや終息したものの、先週末の札幌戦でゴールを記録し自身初となる二桁得点を達成した。先月の代表戦は2列目の若い3人が躍動したが、彼を頂点に入れた“カルテット”も観てみたい。