『Guardian』は3日、「イングランドサッカー協会(FA)は、ポール・ネヴィン氏とソル・キャンベル氏を代表チームのコーチに迎えた」と報じた。

FAでは現在、「イングランドのすべてのチームにBAME(黒人、アジア人、少数民族)のコーチを在籍させる」ことを目指し、3年計画で取り組みを進めている。

その一環として今回ポール・ネヴィン氏とソル・キャンベル氏がイングランド代表の臨時コーチとして招聘されることになった。

ネヴィン氏は10月に行われるフル代表のアメリカ戦とクロアチア戦で、そしてキャンベル氏は11月のアンドラ戦、スコットランド戦でコーチを務めるという。

ソル・キャンベルは引退後トリニダード・トバゴの代表チームで副監督を務めた経験を持っており、現在はアーセナルのアカデミーで指導している。以前から彼はイングランドサッカー界の人種差別を指摘し、黒人の指導者の少なさを批判していた。

また、ポール・ネヴィン氏は現在ブライトン&ホーヴ・アルビオンでファーストチームのコーチを務めている人物。2014~16年にはプレミアリーグのコーチとしてユースの指導者育成にも携わった。

彼はイングランド生まれであるが、ニュージーランドのクラブやカタールの育成組織(アスパイア・アカデミー)で指導した経験を持ち、アフリカ、中国、ブラジルでもコーチとして働いていた。

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