12日、新潟デンカビッグスワンスタジアムで日本代表対パナマ代表の国際親善試合が行われた。
森保一監督となって2試合目となる日本代表は、ベルギーで活躍する冨安健洋を初スタメンで起用。大迫勇也と南野拓実を前線に並べる4-4-1-1に近いシステムで戦いに臨んだ。
キックオフからしばらくはかなりペースを握ったものの、そこでゴールを奪うことができず。室屋成の決定的な抜け出しもあったが、折返しがわずかに合わなかった。すると徐々にパナマが後方の数的優位を生かしつつパスを回し始め、少しずつ難しい展開になってしまう。
ところが、そういう時に結果を残すのが南野拓実だ。インターセプトから青山が縦パスを送ると、鋭いターンでディフェンスを外し、左足でシュートを放つ!42分に日本代表が先制を果たした。
後半、日本代表は最終ラインのポジションをわずかに上げ、バランスを崩さないようにしながら修正を加える。
そして66分には追加点を奪取。原口元気のパスを伊東純也がワンタッチで裏に流し、ペナルティエリア左に南野が飛び出す。そのシュートはキーパーに弾かれたが、そこに詰めた伊東がゴールに押し込んだ。
2-0とリードした日本は大迫と南野をベンチに下げ、川又堅碁と北川航也を投入。それからは前線になかなかボールが収まらなくなったものの、85分にはカウンターから原口のスルーパスに抜けだした川又が3点目を奪取した(※公式記録はパナマのオウンゴールに)。
前回のコスタリカ戦に続き、複数得点+無失点での勝利を収めた日本代表。新戦力をうまく融合させつつ安定した結果を残している。来週行われるウルグアイとの試合は、このチームが本当の強豪相手にどこまでやれるのかという試金石になりそうだ。
ただ、77分にはアフタータックルを受けた伊東純也が右足をかなりひねってしまい、プレー続行が不可能になるトラブルも。日本代表は11月にも2試合があり、1月には重要なアジアカップも待っている状況。大きな怪我ではないことを祈りたいところだ。