アメリカ・メジャーリーグサッカー

学生スポーツが盛んなアメリカでは『MLSスーパードラフト』として新人選手の獲得抽選が一つの大きなイベントにもなっている。

かつてアメリカではサプルメンタル・ドラフト(独立リーグの選手が対象)とカレッジ・ドラフト(大学の選手が対象)の2つが行われていたが、これらが2000年に合併された。

現在ドラフトの対象となっているのはNCAA(全米大学体育協会)に所属している選手のみで、独立リーグからの獲得は自由化されている。

ただその一方、トロントやモントリオールが越境参加しているにもかかわらずカナダの大学が対象となっていないことには批判の声もある。

ドラフトと言えば自国の選手が指名されるもの…という印象があるが、アメリカではこのところ他国からの留学生が多くなっている。

2014年からのトップ指名はジャマイカ、カナダ、イングランド、ガーナ、ポルトガルと国際的で、下部リーグや学生リーグも含めて飛躍的にグローバルなものになっている。

また、2016年はJFAアカデミー福島の卒業生である遠藤翼が全体9位で指名され、トロントFCに加入したことも話題となった。