インディアン・スーパーリーグ
インドにはI-リーグという国内のコンペティションがあったが、2013年に「もう一つのリーグ」として創設されたのがインディアン・スーパーリーグだ。
IMGやリライアンス・インダストリーズなど大企業が共同で立ち上げたもので、当初はわずか3ヶ月の開催、しかも毎日1試合というユニークなスケジュールで行われたことでも有名だ。
そのためAFCから認められた正式なリーグではなく、所属しているクラブにACLへの出場権は与えられなかった。
I-リーグが他に存在しているのに、どうやって選手を集めるのか?そのために使われたのがドラフト制度である。
これは日本のプロ野球や前述のKリーグ、MLSと違って新人に留まらないもの。I-リーグのクラブに所属している選手を各クラブの入札によって分配するというシステムだった。
インディアン・スーパーリーグはもともとクリケットのIPL(インディアン・プレミアリーグ)を参考にしてシステムが作られたことから、それと同じドラフト制度が導入されている。
各クラブには外国人選手や若手を保有する権利があるものの、その他についてはこのドラフトで補強しなければならないのだ。
なお、インディアン・スーパーリーグは昨年から開催期間が延長されており、優勝者にはAFCカップの出場権も与えられるようになっている。