J1のサンフレッチェ広島は27日、所属するMF森崎和幸(37)が今シーズン限りで現役引退することを明らかにした。

A代表とは縁がなかったものの各年代のユース代表で活躍した森崎。

広島にはユース(高校)に加入して以来、双子の弟で一昨年に引退した浩司とともにクラブ一筋でプレーし、ここまでJ1通算427試合19得点(J2は74試合3得点)を記録している。

2010年以降は3度のJ1優勝を主力として味わったが、今季は体調不良の影響で1試合にも出場していなかった。

クラブの公式サイトには森崎のメッセージが公開され、

「振り返れば、僕はサンフレッチェ広島に入団させてもらった時から、このクラブ一筋でプレーすることしか考えていませんでした。

引退するのも「サンフレッチェ広島」という強いこだわりがある中、まずその思いが実現できたことを幸せに思っています。」

と広島生まれ広島育ちであるクラブの“象徴”はユース時代を含めた22年間を振り返り、感謝の弁を述べた。

チームは最近のJ1で5試合勝利がなく、序盤から守り続けてきた首位の座を川崎フロンターレに明け渡し勝ち点差も4に広がっている。

残り4試合。厳しい状況に追い込まれているが、長く主将も務めた森崎は、

「僕は今年の優勝は諦めていません。 最後まで共に戦ってください。 僕も最後まで戦い続けます!」

と優勝への強い意気込みを語り、メッセージを締め括った。

なお、11月24日(土)にエディオンスタジアム広島で開催される名古屋グランパス戦の試合終了後、引退セレモニーを行われる予定とのこと。

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