1日、AFC U-19選手権の準決勝が行われ、日本代表はサウジアラビア代表に0-2で敗れた。その結果、2016年大会に続く連覇を逃している。

6万人の大観衆で埋め尽くされた開催国インドネシアとの熱戦を制し、来年ポーランドで開催されるU-20ワールドカップの出場権を獲得した日本。

最低限の目標を達成したことにより、10番の安部裕葵(鹿島)がACL決勝を控えるチーム事情で、藤本寛也(東京ヴェルディ)が負傷で帰国し、残りのメンバーで連覇を目指すこととなった。

しかしサウジアラビアは思いのほか強かった。

日本の影山雅永監督はこの試合で普段の4-4-2とは違う3-4-3の布陣を試して臨んだが、開始からサウジに支配される展開に。さらに、この大会で初出場となったGK若原智哉が、相手の角度のないところからのシュートを内側へ弾いてオウンゴールを記録してしまう。

悪い流れを断ち切れない日本は、前半終了間際にも橋岡大樹がクリアし切れなかったボールを押し込まれ0-2に。後半は頭から大会4ゴールの宮代大聖、久保建英を投入して巻き返しを図るが、サウジの成熟したポゼッションと速い寄せの前に形を作れない。

反撃の一口さえ掴めないような時間だけが続き、そのままタイムアップ。日本は完敗に近い内容で敗れ、大会連覇の夢はここで潰えることとなった。

勝利したサウジアラビアは、この試合の前に行われたカタール戦に快勝した韓国と決勝を戦う。

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