古巣モナコでついに監督業をスタートさせたティエリ・アンリ氏。非常に厳しい状況のなかでチームを引き継ぐことを決断した。
ただ、就任後4試合で2分2敗とまだ勝ちがない。直近のスタッド・ランス戦にも1-0で敗れ、サポーターたちも不満を露わにしている。
『le10sport』によれば、アンリ監督は試合後にこう口にしていたという。
ティエリ・アンリ(モナコ監督)
「ランスがほぼ全てのデュエルに勝利していた。
我々は11vs10と数的有利だった時にもあまりゲームに入れていなかった。
その後、我々もレッドカードを貰い、自分たちで自らを罰することになった。
前よりも懸念は増しているよ、ゲームを作り出せていないからね。
今日は戦術的なことではなかった。欲がなかった。
デュエルに勝てなければ、試合に勝つのは難しい。ファンたちの緊張感、イラつきは理解している。デリケートな状況だ。
ピッチに入った時、選手たちが試合を無意識に拒絶してるのなら難しいね。
我々は自信を取り戻さなければいけない」
8月以降は一度も勝っていないこともあり、自信がなくプレーを嫌がっているような状態にあると述べたアンリ。
それでも、「もしこのチームにクオリティがないと考えていたなら、私はここに来ていないだろう」とポテンシャルはあると語っていた。
現在19位と降格圏に沈むモナコ。ミッドウィークにCLクルブ・ブルッヘ戦、そして週末にはPSGとのビッグマッチを控えている。