『The SUN』は14日、「元カメルーン代表MFアレクサンドル・ソングは、ルビン・カザンでプレーした1年について話した」と報じた。

かつてアーセナルやバルセロナでプレーし、一時期は世界レベルのボランチとして評価されていたソング。2016年にはフリーエージェントでロシアリーグのルビン・カザンに移籍していた。

しかし1シーズンプレーした後、彼はクラブに参加することを拒否し契約解除を要求する。ルビン・カザンは契約違反で4000万ユーロの違約金を求めたものの、FIFAの調査でソングの給与790万ポンドが支払われていなかったことが明らかになった。

最終的には春に契約解除と残りの給与を勝ち取り、今季はスイス・スーパーリーグのFCシオンに加入。1年ぶりにピッチに戻ってきた。

彼はロシアでの生活について以下のように話し、給料が支払われないばかりか、精神的にも落ち込んでしまっていたと明かしたという。

アレクサンドル・ソング

「ロシアでは、僕は自分の部屋で座って時間を過ごしたよ。ライトすらも置いていない部屋で。

テレビもない、何もない、自分のパソコンの前に座るだけ。ロシアのテレビを見たって何もわからないからね。

ロシアでの人生のほとんどはパソコンとスマートフォンだけだった。健康的なことではないよ。

なぜライトさえ点けなかったのかわからない。灯りは点いたはずだが、おそらく僕は落ち込んでいたのだと思う」

(今はスイスリーグのシオンでプレーしているね)

「ロシアでお金をもらえなかったことは、とても難しいものだったよ。僕のために働いてくれた、助けてくれた人々がいた。自分の収入がなかったときにね。

基本的に、ルビン・カザンではキャリアの1年を台無しにしてしまった。今は再び試合に出られるし、また幸せになれたよ」

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