先日行われたベネズエラとの試合で1-1と引き分けた日本代表。豊田スタジアムに会場を移し、中3日でキルギス代表との対戦に臨んだ。

森保一監督はメンバーを全員変更し、これで追加招集の選手も含めてGK東口順昭以外の22名がスタメン起用を経験することとなった。

目新しいラインナップとなった日本は、キックオフからわずか2分が経ったところで先制点を奪う。

ボール奪取からすばやく右サイドを攻め、北川からのパスを収めた杉本健勇がさらに外へ展開。上がってきた山中亮輔が左足を振り抜き、ゴール右隅に決めてみせた。

さらに19分には原口元気が自らのドリブル突破から奪ったフリーキックを蹴ると、キーパーが低いボールをキャッチミス。手を弾いてゴールの中に吸い込まれていった。

その後はボールを保持しながらも大きなチャンスを作れない展開となるが、後半に日本が交代カードを切ってから流れが変わる。

72分には相手のクリアボールを守田英正がワンタッチで縦パスに持ち込み、北川がヒールで流し、最後にシュートを放ったのは途中出場の大迫勇也。

これで3点目を決めたと思えば、さらにその直後に4点目が生まれる。右サイドから南野拓実、堂安律と速いパスが繋がり、左サイドからペナルティエリアに入り込んだ中島翔哉がシュートを突き刺した。

かなり格下の相手ではあったとはいえ、日本代表は4-0と快勝。森保一監督就任からの5試合で4勝1分けという結果となり、来年1月5日に開幕するアジアカップへ臨むこととなった。

ただ、メンバーを大きく変えたことで新しい選手を試すいい機会になったものの、逆に大迫、南野、中島、堂安の4名の重要性を感じさせる試合になったとも言える。アジアカップではどのようにターンオーバーを使うかが鍵になりそうだ。

日本は1月9日にグループステージ初戦を迎え、トルクメニスタン、オマーン、ウズベキスタンと対戦する予定だ。

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