『Guardian』は22日、パルマに所属している元コートジボワール代表FWジェルヴィーニョのインタビューを掲載した。
11歳でASECミモザに入団し、2004年にベルギーのベフェレンへと移籍したジェルヴィーニョ。その後フランスに渡り、松井大輔も所属していたル・マンで大ブレイクした。
彼は自身の生い立ちについて以下のように話し、自分が裸足でプレーしていたからアカデミーの方針が変わっていたというエピソードを明かしたとのこと。
ジェルヴィーニョ
「僕はスパイク無しでプレーしなければならない状況で育ってきた。コートジボワールでは、普通の靴を買うことはとても難しいんだ。
それなのにサッカーのスパイクなんてね!あまりにも贅沢なものだと言われるよ。
自分がいたアカデミーでは、さすがに靴すらないのは僕だけだったけど。
ただ、そこではこれが『哲学』になったんだよ。彼らは子どもたちにこう教えているんだ。
『スパイクを履かずにプレーしていれば、ボールをより良くコントロールする方法を学べる。スパイクを履いたときにはもっと簡単にプレーできるから、チャンピオンになれる』と。
それから時間が経って、何かを成し遂げれば、スパイクは買える。
喜びは苦しみのあとにやってくる。しかし常に笑顔とともにあれ…というね。忘れられない話だよ」