対キルギス (守備)

キルギスは攻撃時3-4-3の形を採用し、日本は状況に応じて4-4-2または上図のように少し最終ラインがいびつな形をとるシステムで対応。おそらく、キルギスの選手の能力を見極めて室屋がマンツーマン気味に付くことにしたのかもしれない。

4-4-2で守る時には最終ラインは4対3で1人多いので、下がって受けに行くキルギスのフォワードにも安心して付いていくことが出来る。

また、臨機応変ではあるが相手のウィングバックが上がってきた際にはディフェンダーがスライドし、サイドバックがウィングバックを迎え撃つ。サイドハーフの伊東や原口を下げずに対応することで、キルギスのウィングバックが空けたスペースを彼らを使って突くことが出来るという利点がある。

5バックの弱点はカウンターだとよく言われている通り、2分にはその形で見事な先制弾を沈めた。

まとめると…

上記の通り、現在の森保ジャパンは相手や状況に応じて臨機応変にシステムや戦術を使い分けて戦うことが出来る。

しかし、そんな中でも一貫しているのが2ボランチの縦関係と中島翔哉の降りるビルドアップだ。前者は、ボールをロストした際の保険として有効であり、ベネズエラ戦の前半42分のように素早く奪い返すことが出来る。

後者は日本の攻撃の組み立てにおける切り札と呼んでも過言ではない。困ったときには彼が降りてきてボールを運んでくれる。高いプレス耐性をもつ中島に預けて前進していくシーンはこれからの代表戦でも見られるはずだ。

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