対ベネズエラ (守備)

ベネズエラの2-4-3-1のシステムに対し、日本はいつも通りの4-4-2の陣形でプレスに行く。大迫と南野がセンターバックをサイドに誘導し、中島と堂安がサイドバックから見て斜め前に立ち、縦パスを酒井と佐々木で潰す。 

相手の最終ラインは2枚なので2トップが同数で奪いに行けるはずだったのだが、ここで立ちはだかるのがリンコンだ。彼は味方のセンターバック間に降り(サリーダ・ラボルピアーナとも呼ばれる)、大迫と南野の判断を遅らせる。

こういったシステム変更に対して素早く修正できないのが日本の現状での課題ではないだろうか。前半の内にしっかりと対策が出来ず、リンコンはフリーの状態で何度かロングボールを蹴っていた。

後半に入ると大迫と南野はお互いの間を閉めてリンコンへのパスコースを防ぎつつセンターバックにプレスに行き、ひとまずリンコン問題は解決したがこれからは前半の内に修正したいところである。