イニエスタ、ポドルスキという世界的ビッグネームが並ぶヴィッセル神戸で昨年、高卒新人ながら22試合に出場した郷家友太。

183cmの大型にして運動能力と技術に優れる19歳の万能MFは、今年5月にポーランドで開幕するU-20ワールドカップはもちろん、来年の東京五輪への出場も期待されている。

そんな彼は、柴崎岳らを輩出した名門・青森山田高校の出身。同校は現在開催中の全国高校サッカー選手権でベスト4入りを決めているが、OBである郷家はこんなことをSNSでつぶやいた。

今年の青森山田には檀崎竜孔(北海道コンサドーレ札幌内定)、三國ケネディエブス(アビスパ福岡内定)と、卒業後のJリーグ内定者が二人もいるのだが、郷家はそんなプロ入りが決まっている逸材ではなく、背番号6の天笠泰輝に注目してほしいという。

天笠はボール奪取能力と展開力を評価される左利きのMF。中学まで地元の群馬でプレーしたが、プロ入りを希望して青森山田へ。しかし2年生の時に大きなケガで長期離脱を余儀なくされた。

かつて同部屋だったという1年先輩の郷家は、そんな彼を「嬉しいことも辛い事も1番経験した」と気遣ったうえで「チーム心臓」と形容し、最後に「泰輝、笑って終われ!」とエールを送ったのだ。

尚志vs青森山田と瀬戸内vs流通経済大柏の準決勝2試合は、12日に埼玉スタジアム2002で行われる。心優しい先輩の想いに、天笠は応えることができるだろうか。