かつてオスマン=トルコと呼ばれ、世界に冠たる一大帝国を築いたトルコ。

彼らは明治時代、和歌山県沖で難破した軍艦エルトゥールル号が日本人に救出されたことから歴史的には親日であり、日露戦争に日本が勝利した際にも歓喜したと伝えられる。

今回は、そんなトルコで繰り広げられるサッカーリーグ「スュペル・リグ」でプレーした日本人を特集しよう。

稲本 潤一

所属したクラブ:ガラタサライ(2006~2007)
成績:25試合0得点

スュペル・リグで最初にプレーした日本人が“黄金世代”の稲本である。

プレミアリーグのフラムなどで活躍したものの当時所属するWBAが降格したこともあり、2006年ワールドカップ後にトルコへ。

UCLでゴールを記録するなど長友と同様にサポーターから愛されたが、給与の未払い、自身を誘ってくれたエリック・ゲレツ監督の退任もあり1シーズンで退団した。しかし、1ボランチとして起用され「守備が第一」であることに気付くきっかけに。

それが攻撃好きだった彼の選手としての寿命を伸ばすことに繋がり、39歳になった今季はJ3・SC相模原でプレーする。