アジアカップ決勝でカタール代表に敗れてしまった日本代表。
今回は、先日の「日本代表、大会前からの評価を一変させた3名」に続いて、「今後のことを再検討しなければならない選手」をお届けしよう。
吉田 麻也
長谷部誠の後を継ぎ、主将として臨んだ最初の国際大会は彼個人としても苦々しいものとなった。
決勝前日に行われた会見での英語を使ったプレゼンテーションは完璧だったかもしれない。しかしカタールとの決勝では不運もあったものの3失点全てに絡み、ピッチ上には珍しく冷静さを失う彼の姿があった。
ただそもそも、冨安健洋のMVP級の働きの陰に隠れていたが、グループステージから散漫なプレーが見られ、もともと苦手とする小柄な相手に簡単に振り切られるような場面もあった。
もちろんDFを統率するリーダー、チームの精神的な支柱としての貢献度は大きい。しかし冨安がこれだけの安定感を見せ、昌子源の復帰も予想される中においては彼もその争いに加わらなければならないだろう。