2月7日、海底に沈んだ飛行機から一名の遺体が収容され、それがナントFWエミリアーノ・サラのものであることが確認された。
先月21日にナント・アトランティック空港を飛び立った小型飛行機パイパーPA-46(パイパーマリブ)は、チャンネル諸島付近の海域でレーダーから姿を消した。
イギリス航空事故調査局と民間の協力者による懸命の捜索の末、水深67mの海底に沈んだ飛行機の残骸が発見された。
その事故はなぜ起こったのか?この機体にはフライトレコーダーが搭載されていなかったため、その原因の解明は難しいとも言われている。
しかし様々な情報がレポートされており、今回それらをまとめてみる。
パイロットのデイヴィット・アイボットソンについて
- パイパーマリブのパイロットを務めた59歳のアイボットソンは、カーディフではなくエミリアーノ・サラ側の誰かに雇われた
- アイボットソンは民間のバイロットであり、商用飛行の免許は持っていなかった
- 彼はDJや配管工を務めている一方、パートタイムのパイロットとしてスカイダイビング送迎などの業務を行っていた
- 彼は1万8000ポンド(およそ260万円)以上の未払いの借金を抱えていた
フライトについて
- パイパーマリブは最大5名が搭乗できるピストンエンジン単発機(映像は同系機体のもの)
- アイボットソンの航空機は1984年製で、イギリスで登録されている
- 1月21日の午後7時15分頃にナント・アトランティック空港を飛び立った。離陸は3度中止されていた
- 姿を消したのは午後8時23分。パイロットからは「高度を5000フィートから2300フィートに下げる」と報告があった。プロペラと翼が凍結する問題に見舞われたのではないかと推測されている
- サラは離陸直前の飛行機内から「ばらばらになりそうな飛行機の中にいる。30分以内に僕から報告がなかったら、誰かが捜索隊を送るかもしれない。ああ、僕は怖いよ」とWhatsAppでメッセージを送っており、不安定な飛行であったことが推測されている
なお、カーディフ・シティへの移籍を仲介した中心人物の代理人ウィリー・マッケイ氏は、「自分がフライトを手配したわけではない」と説明しているという。