大晦日に取っておきたい因縁のバトルが再び勃発したようだ。

昨日アラベスでの素晴らしいデビューを飾った日本代表MF乾貴士が12日に自身のSNSを更新し、辛口のサッカー評論家として知られるセルジオ越後氏(73)を“口撃”した。

発端となったのは、12日に配信された「セルジオ越後 香川真司の移籍は遅すぎる!海外移籍するなら試合に出ろ!」と題されたテレビ東京の記事。

このなかでセルジオ越後氏は、香川真司の移籍の判断を「遅かった」としただけではなく、(要約すると)「海外に行けば成長できると思うのは大きな勘違いであり、欧州にいようが試合に出られなければ意味がない」という趣旨での批判を展開した。

記事では乾について触れられていない。しかし今季ベティスで出番を失い、この冬アラベスへ移籍した30歳も思うところがあったのだろう。

乾は「誰も海外に行っただけで満足してる選手はいません」と反論し、さらに「半年でベティスから移籍した俺が言うのもおかしいけど」と前置きしたうえで「色んな事を経験して強くなる事は絶対あるから。全部を否定しないでほしい。別に日本のリーグが悪いとは思ってない。けど、海外に出ないとわからない事はいっぱいあるから。」とその意義を強調した。

乾とセルジオ越後氏に関しては、柴崎岳(現ヘタフェ)がスペインに移籍した際にも同様のやり取りがあり、さらに昨夏のワールドカップ後には乾が民放のバラエティ番組に出演し、セルジオ越後氏を「嫌いです」と言い放つ場面もあった。

そんな“因縁”の相手とあって乾は今回も、「あ、あとそれだけ色々言うならそろそろ現場で監督やってください!笑」と最後になかなか強烈な皮肉で結んでいる。

この半年間ベティスだけでなく日本代表でも厳しい時期を過ごした乾にとって、アラベスでのデビュー戦は自らに向けられた批判を吹き飛ばすようなものであった。

その直後なだけに、これまで溜まっていたものが爆発した形であろうか。今や好敵手と化したこの二人からは今後も目が離せない。