番組に出演する原博実Jリーグ副理事長、平畠啓史氏ともにこの試合を現地で見ており、平畠氏は「現場で見ていて、誰がどのファウルでノーゴールなのかまったく分からなかった」という。おそらく観客の多くが同じだったと思われる。

原氏も「町田(浩樹)はオフサイドじゃないと分かりました。ただ違うファウルがあったか、一人ゴールキーパーの前にいたのが分かったのでそのポジションのことか、どちらかかなと思っていたんですけど、思わずDAZNで見返しました。そうしたら、あー、土居聖真がこれは関与しているな、オフサイドだなというふうに思いましたね」とこの場面を振り返っている。

正しいDAZNの使い方といえるかもしれないが、そう、この場面はGKの前に立っている土居聖真がオフサイドだったのだ。

具体的には、競技規則の第11条「オフサイド」の以下の部分に該当する反則となる。

オフサイドポジションから移動した、あるいは、オフサイドポジションに立っていた競技者が相手競技者の進路上にいて相手競技者がボールに向かう動きを妨げた場合、それにより相手競技者がボールをプレーできるか、あるいは、チャレンジできるかどうかに影響を与えていれば、オフサイドの反則となる。その競技者が相手競技者の進路上にいて(相手競技者をブロックするなど)相手競技者の進行を妨げていた場合、その反則は第12条に基づいて罰せられなければならない。

原、平畠の両氏とともに番組に出演したJFA審判委員会副委員長のレイモンド・オリバー氏は今回の判定に関して、「一級品の判定だというふうに私は副審を褒めたいと思います。素晴らしいです」とべた褒め。難しいシチュエーションでなされた“ワールドクラス”のレフェリングだったといえる。

これを受けて原氏は「『素晴らしいジャッジ賞』を作りますか?」と発言。番組最後には「やります!」と強く宣言していた。

誤審でたびたび話題となるレフェリーだが、選手同様ミスもあれば逆にスーパープレーもある。この判定はまさに後者であり、良い判定が称賛されることもまた「審判の技術向上」において大きな意味を持つことだろう。

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ほかの3つの判定についても三者が率直な感想を述べるなど、Jリーグ、さらにはサッカーを楽しむ上で非常に良質なコンテンツとなっている『Jリーグジャッジリプレイ』。

番組では取り上げる判定を毎週募集しているので、試合で気になる判定があったら「#Jリーグジャッジリプレイで取り上げて」のハッシュタグを付けてツイートだ。