『Mirror』は2日、「元コートジボワール代表MFヤヤ・トゥレは、人種差別問題に対するFIFAの動きを批判した」と報じた。
先日、モンテネグロで行われた代表戦で、イングランドのFWラヒーム・スターリングやDFダニー・ローズらが人種差別的な言葉を受ける事件があった。UEFAやFIFAが現在その調査を進めている。
日曜日に「ヨーロッパサッカー反人種差別賞」を受け取ったヤヤ・トゥレはこの件について以下のように話し、FIFAの動きは口だけだと痛烈に批判したという。
ヤヤ・トゥレ
「彼らは椅子に座ってコーヒーとワインを飲み、スターリングに対して起こったような事件を聞くと、電話を手にとって言うんだ。
『そんなことはあってはならない。積極的にならなければならない』
ラヒームにそのような状況が起こる前に、我々は働かなければならないのではないかね。
彼がとても落ち着いていて驚いたけどね。ラヒームは私の弟のような存在だ。彼がやったことを見れば、年間MVPを獲得すべきだと思うよ」
FIFAはかつて人種差別対策委員会を設置しており、そこにはヤヤ・トゥレも参加していたものの、2016年にそれは解散させられている。
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ヤヤ・トゥレはもしかしたらFIFAからまた仕事が来るかもしれないといいつつ、もっと先に動くべきだと語った。
「彼ら(FIFA)はまた私に頼むだろうね。何かをやってくれと。しかし、私は何年も何年もそうしてきたよ。そこにいたんだ。
人々はなにかが起こったのを見てからしか動こうとしない」