プレミアリーグでリヴァプールと優勝争いを展開するマンチェスター・シティ。現在13連勝とその勢いはとどまることを知らない。

そのシティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督をバルセロナ時代から支えているのが、ビデオアナリストのカルレス・プランチャルト氏だ。

同氏が明かしたというチェルシーMFジョルジーニョへの対策が話題になっている。

今季ナポリから移籍したイタリア代表MFにはシティも強い関心を示しており、獲得寸前に迫っていた。だが、シティとチェルシーが対戦した昨年8月のコミュニティ・シールドの時点で、すでにジョルジーニョの弱点と攻略法を把握していたようだ。

『Manchester Evening News』などによれば、プランチャルト氏はマドリッドで行われたカンファレンスでそれを明かしたという。

相手チームが最終ラインでボールを回している際、ジョルジーニョはアンカーのポジションを捨てて前方に釣り出されてしまう傾向がある。プランチャルト氏によると、シティは試合前からその弱点をどうやって突くかを練習で準備していたという。

そして、実際に得点へとつなげている。そのシーンを動画で見てみよう。

前半13分、シティはジョン・ストーンズとエメリク・ラポルトのCB2人、そして落ちてきたMFフェルナンジーニョで3角形を作りボールを回す。

(動画では短いが、実際には何度もボールを回されており、しびれを切らした)ジョルジーニョが釣り出されてできたアンカーのスペースに居たベルナルド・シウヴァへラポルトが縦パス。そして、完全にフリーで前を向いたフィル・フォデンからセルヒオ・アグエロとつながり、ゴールを奪ってみせた。

ジョルジーニョの弱点を突く策がまんまとハマった形だったようだ。なお、この試合はアグエロの2発でシティが0-2で勝利している。

ペップを10年以上に渡って支えているプランチャルト氏。シティのドキュメンタリ番組『All or Nothing』でこんな言葉を残していたそう。

カルレス・プランチャルト

「多くの事柄を分析できる。私は戦術により傾倒している。

自分のことを戦術的レポートを作るためにビデオを使うコーチのようだと思っている。

アナリストとして全選手のグローバルポジションを見ることに興味がある。

選手達のプレー方法、どこに攻撃するためのスペースがあるか、どのようにして守らなければいけないかを分析するために」

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本日、シティはFAカップ準決勝でブライトンと対戦する。どんな戦いを見せるのか楽しみだ。

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