『Sydney Morning Post』は20日、「オーストラリア代表監督のグラハム・アーノルド氏は、ウズベキスタンについてはビエルサレベルの知識を持っていると話した」と報じた。

先日リーズ・ユナイテッドのマルセロ・ビエルサ監督が行った「講義」には大きな注目が集まった。対戦相手であるダービー・カウンティの練習場にスパイを送り込んだことが発覚したからだ。

処罰も示唆される中で、ビエルサ監督は記者会見で70分に及ぶ「サッカーの分析についてのプレゼンテーション」を行い、よりオープンな情報交換を訴えた。

それについて聞かれたアーノルド監督は以下のように話し、自分たちもベスト16の相手であるウズベキスタンについてはすべての試合をスカウティングしたと語った。

ただ、分析しすぎることによる弊害もあるということも強調し、それによってサッカーへの見方が麻痺してしまう可能性もあると話したそう。

グラハム・アーノルド

(ビエルサ監督が自身の分析を講義したことで話題になっているが?)

「それは我々も同じだ。しかし唯一違うのは、私は相手の練習には行かせない。しかし、それは現代のサッカーがそうなっているからだ。

我々は、自分たちのチームよりも相手のことをよく知っているよ。もはや何かを隠すことは出来ない。

私はいつもそうしてきた。細部に注意し、相手がしていることの全てを理解するというものだ」

「ウズベキスタンのすべての試合にスカウトを送っていた。その他、対戦相手になる可能性があるチーム全てを監視していた。

我々はウズベキスタンについてのみ話すつもりだが、UAEの試合にもスカウトを派遣していた。

何が起こりうるかを理解している。トーナメントが始まる前から既にだ。どこと対戦するか。厳しいグループステージになると分かっていた。我々はそれをとてもうまく突破してきたんだ。

ただ、サッカーはシンプルなゲームだ。分析による『麻痺』に警戒しなければならない。やりすぎることもあり得るのだ」

なお、FWマシュー・レッキーはハムストリングの怪我から回復しつつあり、ウズベキスタン戦ではベンチ入りできるという。

一方浦和レッズのアンドリュー・ナバウトは股関節の張りに悩まされているため、ウズベキスタン戦ではまだ出場が難しいとのことだ。

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