この冬のマーケットでメルボルン・ヴィクトリーからアルビレックス新潟に移籍することになったオーストラリア代表DFジェイソン・ゲリア。

かつてジェフユナイテッド千葉でプレーしたことで知られるゲリアは、一度母国オーストラリアに戻ったあとにパフォーマンスを高め、メルボルン・ヴィクトリーで1回のリーグ優勝、2回のカップ戦優勝に大きく貢献した。

オーストラリア代表にも復帰し、昨年10月のワールドカップ最終予選では日本との試合で好パフォーマンスを見せ、引き分けという結果を得るために重要な役割を果たしていた。

そしてこの冬、再びJリーグへと移籍することが決定。契約期間が残っていたため、おそらく新潟は一定の移籍金を支払うものと考えられている。

『JDL Media』によれば、メルボルン・ヴィクトリーで暫定監督を務めているアーサー・ディレス氏は以下のように語り、ゲリアの離脱を悲しんだという。

「ゲリアのような選手は他に見つけることができない。ピッチの上で見せてくれるものを除いても、彼はこの国で最高の右サイドバックの一人だ。ドレッシングルームやピッチ外でチームにもたらすもののクオリティは疑う余地がない。それも彼を失うことによる損害である。

ピッチ上でも、ピッチ外でも失うものがある。そしてクラブやファン、チームのメンバーに与える影響は大きかった。リーグ全体で彼の不在を惜しむことになるだろう。

彼の移籍金については知ったことではないよ。金銭面についてはわからない。私が気にしているのは、今週末の試合後にゲリアがいなくなるということだけだ。

それについては何も知らないし、質問もしない。気になるのは彼がいなくなったあと、ピッチの上のチームがどうなるのか、そして代わりの選手が来るのかどうかだけだ。それ以外はクラブの上層部の問題であって、私にとってはどうでもいいのだ」

なお、ゲリアは10日に行われるウェスタン・ユナイテッド戦を最後にオーストラリアを離れ、アルビレックス新潟に合流する予定となっている。

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メルボルン・ヴィクトリーでここまでの影響力を持つようになったゲリアが、再び挑むJリーグでどんなプレーを見せるのか。アルビレックス新潟の成績を大きく左右する補強になりそうだ。

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