サッカー界でもお馴染みになったVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)。コパ・アメリカや女子W杯でも導入されているが、まだ問題点も残っている。

なでしこジャパンと同組のスコットランド対アルゼンチン戦では、VARによるPKの蹴り直しがあった。

後半アディショナルタイム、スコットランドGKリー・アレクサンダーはPKを阻止。だが、VARの結果、キッカーがボールを蹴る前にゴールラインから飛び出していたとして蹴り直しが命じられた(アレクサンダーにはイエローカードも提示)。

その直後、アルゼンチンが蹴り直しのPKを決めて、試合は3-3の引き分けで終了。3点差を追いつかれたスコットランドは敗退が決まった。

プレミアリーグでも来季からVARが導入される。

ただ、『The Times』によれば、PKの際にGKがラインから飛び出していたとしても、プレミアリーグではVARによる蹴り直しは命じられないだろうとしている。

PK時におけるGKのポジションはフィールド上のレフェリーたちに判断が任されるようだ。

8月の新シーズン開幕を前にクラブ、監督、選手たちに向けてプレゼンテーションが行われたなかで、審判団のチーフは「PKの際のGKの位置に関して、VARは決定に関与しないだろう」と伝えたそうだ。

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6月から発効になった新ルールでは、「PKの際、GKは片足の一部をゴールライン上かライン沿いに置いていればいい」というものに変わった。

VARをどこまで採用するのかは今でも問題なっている。ただ、もしピッチ上の審判団の見逃しが判明した場合には問題にされそうだが…。

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