ブラジルで開催中のコパ・アメリカ2019。

日本代表は残念ながら敗退となってしまったが、27日には準々決勝のブラジル対パラグアイが行われ、開催国ブラジルがPK戦の末に準決勝進出を決めた。

この試合ではこんな珍しいことがあった。

0-0で迎えた54分、抜け出したブラジルのフィルミーノをパラグアイのDFファビアン・バルブエナが倒してしまったこの場面。

主審は即座にPKを宣告し、ブラジルはコウチーニョがボールをセットして蹴る準備まで整っていた。

しかしその直前でVAR判定に持ち込まれることに。その結果、倒された位置がペナルティーエリアの外だったとしてフリーキックとなり、バルブエナにはレッドカードが言い渡されたのだ。

かつてであれば決定機を阻止した場合、ほぼ無条件で退場が命じられていた。

しかし、いわゆる「三重罰(PK、退場、出場停止)」が同時に与えられるのは厳しいとして、もしPKを与えた場合には警告でとどまるよう2016年にルールが改正された。

つまり今回はもしPKであれば「警告どまり」だったものが、フリーキックに変更されたため「退場」となってしまったのだ。

VARを確認するかどうかは主審の判断によるため、選手の抗議によって変わることがある。極端にいえば「PK」か「退場」かを選べるようになったと言えなくもないが…。

ただコパ・アメリカの準々決勝には延長がない。1人退場したことでパラグアイの目的が明確になり、ブラジルとしてはよりやり辛くなったようであった。

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今大会はVARの導入によりさまざまな問題が噴出している。これもまた、VARによる今までになかったパターンと言えるだろう。