プレミアリーグ第3節、リヴァプールはアーセナルとの首位決戦に3-1で勝利した。
トレント・アレクサンダー=アーノルドはコーナーキックからジョエル・マティプの先制点をアシストしている(以下動画1分45秒~)。
右サイドバックとしてフル出場したアレクサンダー=アーノルド。試合後の『Sky Sports』のインタビューで戦術について明かした。
🗣 - "They were very narrow and allowed me and Robbo a lot of space."
📋 - "We'd prepared for them to play a 4-4-2!"
Liverpool's Trent Alexander-Arnold joins the Sky Sports team pitchside to talk tactics after his side's 3-1 win against Arsenal: https://t.co/a6jhtKWIkt pic.twitter.com/Bu0iLLN7D4
— Sky Sports Premier League (@SkySportsPL) 2019年8月24日
彼曰く、相手が違うシステム(フラット気味の4-4-2)で来ることを想定して準備していたとのこと。
だが、アーセナルはダイヤモンド型の4-4-2システムを使用。あえてサイドを捨てて中央を固めてきた。
トレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプールDF)
「彼らはかなり絞っていたので、僕とRobbo(左SBロバートソン)にはかなりのスペースと自由があった。
それで、僕らは可能な限りのクロスを入れることになった。
この1週間は相手のMFラインを破るために取り組んでいた。ピッチ上を広く使わなければいけなくなると考えていた。
でも、かなり絞ってきたので、僕ら2人はボールを持ってボックス内の選手を探すことになった。
きつかった。2人のCBは中央を固めていたからね」
アーセナルはリヴァプールの戦術を事前に想定し、あえてクロスを誘うような対策(中央で跳ね返す)をしてきた。
事前の想定が外れて驚いたというリヴァプール。前半はクロスこそ入れることができたものの、41分の先制点はコーナーキックからだった。
そのため、ハーフタイムにクロップ監督からビデオを使った指示が出る。センターバックを引き出すためにサイドに走り込めなどとの指令。
2点目のPKを奪ったシーンでは、ヘンダーソンがサイドに流れたので、アレクサンダー=アーノルドはフィルミーノにパスを出すことができたとのこと。
試合後にクロップは前半の走り込みは単調で相手にとって読みやすいものだったとも述べていたようだ。だが、戦術変更した後半は開始から5分も経たないうちにPKを得た。そのシーンは、冒頭の動画の2分30秒から確認して欲しい。
また、アレクサンダー=アーノルドによれば、ゴールキックの場面から相手SBにプレッシャーをかけ、サイドに展開させないようにもしていたようだ。