バルセロナ史上2番目の若さでデビューした16歳のアンス・ファティ。
彼は安部裕葵らが所属するバルサBではなく、その下のフベニルA(U-19カテゴリー)で普段はプレーしている。
そのバルサU-19を今季から指揮しているのは、あのビクトル・バルデスだ。『Marca』によれば、彼はこんな話を明かしていたそう。
ビクトル・バルデス(バルセロナU-19監督)
「彼にスパイクをもってこいと言った。それは完全にボロボロで、痛みの原因になっていた。
誰も彼に新しいのを買わなかったので自分が買ったんだ。
2人で新しいのをいくつか買いに行った」
「彼は強くて速くて自信がある。
ああいう才能を持った子には自由を与える必要がある。
自分も嬉しいよ。今朝彼は電話をくれて、自分もとても興奮したね。
チャンスを与えてくれたバルベルデに感謝する。ファティのパフォーマンスには驚かなかったよ」
履いていたスパイクがあまりに酷い状態だったため、一緒に新しいものを買いに行ったそう。
先日には過酷なスケジュールを考慮して、ユーストーナメントの3位決定戦を拒絶したバルデス監督。若手選手への思いやりは人一倍のようだ。