今季深刻な経営難に悩まされていたボルトン・ワンダラーズ。中田英寿や西澤明訓、宮市亮が所属した歴史あるクラブが消滅の危機にあった。
しかし先日ついにクラブを購入できる新たなオーナー候補が現れ、その交渉が締切の翌日に合意に達した。
ボルトンを購入した会社は「フットボール・ベンチャーズ」というコンソーシアムで、『HITC』によれば中心となっているのはシャロン・ブリッタンという女性実業家であるそう。
その他5名のビジネスマンが参加しており、買収に最も重要な役割を果たしたのはボルトンのサポーターでもある不動産開発者マイケル・ジェームズ氏だという。
そして、最も有名な人物はニック・メイソン氏。彼はイギリスのプログレロックバンド『ピンク・フロイド』創設メンバーのドラマーである。
メイソン氏はかつてル・マン24時間レースにも出場したことがあり、執筆などでも活躍している人物。今回サッカークラブの経営にも乗り出してきたようだ。
シャロン・ブリッタン氏は2006年からニック・メイソン氏の音楽管理会社で取締役を務めていたことがあり、その関係からの参加である可能性は高いと思われる。