プレミアリーグ、エヴァートン対トッテナム戦で起きたアクシデント。

トッテナムの韓国人FWソン・フンミンのタックルを受けたエヴァートンMFアンドレ・ゴメスが直後にセルジュ・オーリエと激突し、足首があらぬ方向に折れ曲がってしまったのだ。

ゴメスの足を見て頭を抱えるソンとオーリエ。これはショッキングな映像だ。

このプレーの後ソンにはレッドカードが提示(後日撤回)されたが、号泣する彼に対してはチームメイトやサッカー関係者などから同情の声があがっている。

しかしこのことを疑問視する声も。元イングランド代表FWスタン・コリモアだ。

1990年代にリヴァプールなどで活躍したストライカーは、自身が連載する『Mirror』のコラムで「ソンは過剰反応だ」と綴り、現代のサッカー界における選手の振る舞いについて苦言を呈した。

スタン・コリモア

「サッカー選手は普通の人よりも酷いケガに対して少し耐性がある。おそらくそれがソンとオーリエの過剰な反応に私が不快を感じた理由だろう。

動揺したり痛みを示すべきではないとは言わない。しかしソンの反応は、“サッカーのことを考えている”ように私には見えたね。

彼が故意にケガをさせていないことを私たちが分かっていたとしても、彼の脳裏には審判や当局、大勢のファン、対戦相手のことがレンガの塊のように振りかかってきたんだろう。

昨今、サッカー選手は“世論”という裁判から自分自身を守ろうと極端に振る舞っている。それは止めるべきだよ」

コルモアはソンのプレーが故意ではないとしつつ、批判や処分を受けないために大袈裟に振る舞っているように見えたようだ。

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