現在イタリア・セリエAで最下位に沈んでいるブレシア。13試合を戦って2勝1分け10敗と成績が芳しくない状況が続いている。
一旦エウジェニオ・コリーニ監督を解任したものの、新たに契約したファビオ・グロッソ監督を再び3試合で解雇し、さらにコリーニ氏を呼び戻すという混乱もあった。
エースとして迎え入れられた元イタリア代表FWマリオ・バロテッリも8試合の出場に留まり、わずか2ゴールという結果に。
さらに先日はエラス・ヴェローナ戦で人種差別的な行為のターゲットになり、ボールをスタンドに蹴り込むという場面もあった。
Mario Balotelli responded to the racist chants by kicking the ball into the stands.
His teammates and match officials convinced the striker to remain on the pitch. pic.twitter.com/vvzuY7oBHZ
— ESPN FC (@ESPNFC) November 3, 2019
強烈な「怒り」をぶつけたバロテッリ…ピッチから去ろうとまでしたが、仲間に説得されてプレーを続けた。
そして『BBC』によればブレシアの会長を務めるマッシモ・チェリーノ氏は以下のように話し、バロテッリを1月に放出する意思を示したそう。
マッシモ・チェリーノ
「1月にバロテッリはフリーで退団することができる。
現在、彼は自分にとってベストな道を選ぶ必要がある。
バロテッリは試合でプレーできないので悲しんでいる。
セリエA残留に向けての戦いには多大な犠牲が必要になる。おそらく、彼はそれがとても簡単なものだと考えていたのだろう」
もはや必要ない宣言とも取れるコメント…故郷のクラブからも見捨てられそうなバロテッリ、次はどこで活躍を見せてくれるのか。