ウナイ・エメリ監督の解任に踏み切ったアーセナル。ただ、監督交代がカンフル剤になったとは言い難いのが現状だ。

かつてアーセナルでプレーした元フランス代表DFバカリ・サニャも古巣の有様を憂いている。背番号3の右サイドバックとして活躍した彼は、伝説となったスパーズ戦でこんなゴールを決めた選手だ。

渾身ヘッド!2012年のこのダービーでアーセナルは2点リードされながら、5-2で大逆転勝ちしている。

そのサニャは『Sky Sports』の番組でこう述べたという。

バカリ・サニャ

「今のクラブは大きなサーカスのようだ。

誰が決断を下しているのか分からない。選手たちは自信を欠いているように見えるし、それがピッチ上に表れている。

彼らを責めることはできない。選手たちは次の監督が誰になるのか分からないからね。クラブはトリッキー、トリッキーな状況にある。

何よりもまずは、いい監督を探してクラブをいくらか安定させる必要がある。

数日中に新しい監督がくれば、新たなプロセスを始めるだろうし、うまくいけば再び輝き出すはずさ」

「(チームは自信を失っていると)自分も思う。

今でもメスト・エジルやペペなど偉大な選手がいる。

誰もがひどい守備について話しているけれど、いいパフォーマンスができていない理由は自信の欠如だと思う。

全ての選手たちが本当に若い。もし彼らを手放さなければ、いいチームになれる」

混沌とした状況にあるとしつつ、選手たちの可能性を信じてるとも口にしていたようだ。

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