食野亮太郎が所属しているスコティッシュ・プレミアシップのハーツ。27試合を終えて最下位に沈んでおり、まだ低迷から抜け出せずにいる。
先日のハミルトン戦では雨でドロドロのピッチの中、試合終了間際に追いつくという粘りを見せた(動画5:15~)。
しかし試合は2-2の引き分けで、勝点は1を獲得するにとどまった。
そして、その中で食野亮太郎は1月に日本代表の一員としてAFC U-23選手権に出場した後プレー機会を失っており、ここ3試合ではベンチにすら入っていない状況だ。
だが『Edinburgh News』によれば、ハーツの監督を務めているダニエル・スタンデルは以下のように話したという。
ダニエル・ステンデル
「これは食野のクオリティの問題ではないんだ。
我々は1月にともにスタートして、もっとやらなければならないことを学んだ。しかし、彼はそこにいなかったのだ。
そしてこの数週間、我々は練習を突き詰める時間がなかった。試合が多すぎてね。リカバリーセッションでは10人で練習したこともある。
だから、彼を組み入れるのは難しかった。そしてセント・ジョンストン戦(2月2日)ではそれを試した。
彼は練習でとても良くやっていると言えるよ。素晴らしい態度だ。なぜなら、プレーできない時に気持ちを維持するのは簡単ではないからだ。
彼はまだ、プレーできるメンバーに戻ってくるために努力を続けているよ」
代表での離脱によってチームの新しい戦術になじませる時間がなかったと話しつつ、練習での態度を賞賛。食野がしっかりモチベーションを維持していることを明かした。
セント・ミレン戦が延期になったため、ハーツが次に試合を行うのは2月29日のレンジャーズ戦。準備時間が長く取ることができたこともあり、食野のプレーも期待したいところだ。