今季アヤックスからユヴェントスへと7500万ユーロ(およそ90.2億円)で移籍したマタイス・デ・リフト。
10代でアヤックスのキャプテンを務めた彼は今季セリエAに挑戦し、ここまで19試合に出場。2月2日に行われたフィオレンティーナとのライバル対決では試合終了間際にゴールも決めた(3分27秒~)。
コーナーキックからのヘディングでズドン!
もちろん高さやフィジカルも評価されているが、彼の強みはやはり後方からのパス。なぜ冷静にボールをつなげるのか?彼は『UEFA』のインタビューでその理由を語った。
マタイス・デ・リフト
「15歳までは司令塔としてプレーしていたんだ。中盤に配置され、ゴールを決め、アシストをしていた。
しかしチームは将来のキャリアのためにセンターバックとしてプレーしたほうがいいと勧めてきた。
最初は『守備は好きじゃない』と思っていたけど、ミッドフィルダーとしてプレーしたことが助けになったよ。自分の成長には満足している」
「近年、技術というのはますます重要になっている。バルセロナがその始祖になったと思うし、その『ティキ・タカ・ムーブメント』は最終ラインから攻撃が始まる。
後ろからプレーするには、ボールを上手く扱っていく必要がある。だからテクニックが重要になっていく。イタリアではより多く守備に人数をかけてくるから難しいけどね。
だが、このようないくつかの状況が僕を現代的なプレーが可能なDFに成長させてくれた。
僕は一対一を恐れない。それはアヤックスで学んだことさ。ユヴェントスはイタリアで最も強いチームであるし、監督はボールをもってプレーすることを望んでいる。そのためには優れたテクニックが必要だ」
なんと15歳まではプレーメーカーだったというデ・リフト。その経験が巧みなパスワークを可能にしているという。