プレミアリーグの無敗記録が潰えたリヴァプール。

UEFAチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリー戦に敗れた後、ここ4試合で3敗を喫している。また、唯一勝利したウェストハム戦も3-2と接戦だった。

『Liverpool Echo』では、リヴァプールがウィンターブレイク明けから苦しんでいる相手チームの対策について伝えている。

レッズに初黒星をつけたワトフォードは一般的な4-2-3-1システムを採用していた。だが、相手がファイナルサードに侵入すると、両サイドをケアする6-3-1を形成。中央を固めるだけでなく、リヴァプールの強みである両サイドバックも封じた。

実際、ユルゲン・クロップ監督も「我々は素早くプレーしたかった。我々の高い位置取りのサイドバックに対して、相手は6-3-1で守ってきた。なので、フォーメーションを変える方法を考えなければいけなかった。ハーフスペースを見つけられず、スルーパスも難しかった」と吐露している。

また、リヴァプールを苦しめたウェストハムのデイヴィッド・モイーズ監督も同様のアイデアを採用。通常は4-2-3-1システムながら、両サイドバックを封じるためのコンパクトなブロックを形成するために、守備では6-3-1になるように指示していたという。

実際の6バック状態がこれ(以下動画1分6秒~)。

ここは痛恨ミスでゴールになったが…。

また、ディエゴ・シメオネ監督は6-3-1システムこそ使わなかったものの、アトレティコの4-4-2は両サイドが落ちることで守備時に6バックを形成する場面がままあった。

この6バックコンセプトはシンプルで昔ながらのものであるが、ウィンターブレイク明けのクロップのチームは頭を悩ませているという。相手がピッチの横幅を完全にカバーし、飛び込むスペースがないなか、リヴァプールはその守備網を分断しなければならない。

アトレティコとの2ndレグでは解決しなければいけない問題だというが…。

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