先週末行われたイングランド・プレミアリーグ、クリスタル・パレス対ワトフォードの試合で、「日本では考えられない」場面があったそう。
『The SUN』によれば、試合会場となったクリスタル・パレスの本拠地セルハースト・パークの大型ビジョンで、こんな映像が流れたとか(動画は『The SUN』に飛んでご覧ください)。
Harry the Hornet accuses Palace of 'compromising' safety https://t.co/XreO8sKYjP
— Sun Sport (@SunSport) March 9, 2020
映っているのはワトフォードのマスコット、ハリー・ザ・ホーネット…のな、中の人!
おそらく場所はワトフォードの本拠地ヴィカレージ・ロードの内部であろうと思われるが…いやいや流石にこれはアカン…。
クリスタル・パレスがこのようにハリー・ザ・ホーネットを挑発的に扱うのは理由がある。
2016年に行われたヴィカレージ・ロードでのワトフォード対クリスタル・パレスの試合終了後、ハリー・ザ・ホーネットはピッチに出てウィルフリード・ザハのダイブを揶揄するジェスチャーを行ったのだ。
その行動を見てザハは激怒し、スタッフに宥められながらピッチを去っていった。その後にはこのようなツイートで冗談に変えていたが…。
🐝👍🏾 @1HHornet pic.twitter.com/H9ATqYZaTv
— Wilfried Zaha (@wilfriedzaha) December 27, 2016
しかし、これをきっかけにハリー・ザ・ホーネットとクリスタル・パレスの対立は深まり、2018年の対戦でもパレス監督のロイ・ホジソンがこれに言及していた。
その結果、このようにハリー・ザ・ホーネットの「中の人」を映すという行為に至ったわけであるが…。
なお、ハリー・ザ・ホーネットの「中の人」はペーパーハット・グループ会社に務めているギャレス・エヴァンスという男性で、2008年からこの仕事を続けている。
現在はTwitterに鍵がかけられているが、もともとそのアカウントのプロフィール画像は中の人の顔になっていた。したがって彼がハリー・ザ・ホーネットであることは公然の秘密ではあったのだが…。
ギャレス・エヴァンスはこの事件の後「プロのサッカークラブが私の安全性を危うくさせる」とクリスタル・パレスに抗議した後、Twitterアカウントを閉じている。