現在新型コロナウイルスの影響によって欧州の各リーグは中断を余儀なくされており、試合が行えない状態にある。

しかしその中ですでに再開に向けた動きを見せているのがドイツ。欧州の中では被害が少ない国であり、すでに各クラブのチーム練習も再開されている。ドルトムントのトレーニングはこんな感じ…。

大きなグループではなく、数人のユニットで距離を取りながら…感染に気をつけながらではあるが、屋内と比べればかなりクオリティが高いものだ。

5月には無観客で試合を行う予定となっており、それに向けた準備が進められている。

とはいえ、やはり新型コロナウイルスが終息したわけではない。『Daily Mail』によれば、ドイツサッカー協会とブンデスリーガはできるだけ安全に試合を行うための方法を計画しているそう。

そのプランには、チームの練習方法、試合前後の運営など、リスクをできるだけ軽減させるための方法が概説されているよう。

たとえば、チームバス一台にまとまって移動することはできるだけ避け、ホームゲームでは選手それぞれが自家用車でスタジアムに向かう…など。

その概要は選手の私生活にも及んでおり、体調不良の兆候がわずかでもある場合、妻やガールフレンドとキスやセックスをすることを禁止するという項目も。

他にも、

  • スタメンとサブは別々に食事やウォームアップをし、ミーティングを最小限にする
  • 会場を訪れる人数は300名に制限し、警察官4名、記者10名、ボールボーイ4名、ピッチ担当8名、セキュリティ50名で、ファンは原則的に観戦不可
  • 入場の際は2チームが同時にトンネルから出ず、写真撮影も握手も不可
  • ベンチに座る選手の間は2~3席空ける
  • 歯ブラシやタオル、食器、飲み物、シーツなどの共用禁止。服やスパイクは自宅で洗う

などが言い渡される可能性があるとのことだ。

【関連記事】無観客のはずが!ブンデスクラブ発案の「段ボール擬人化」がおもしろい

もし選手に新型コロナウイルスが検出されたとしてもチーム全体が隔離されることはなく、感染した人物の名前はリーグとクラブ以外には非公開になるそうだ(レギュラーの選手であれば、突然出場しなくなれば分かってしまうとは思うが…)。

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名