いまや世界最高のセンターバックとしての地位を確立したオランダ代表DFフィルヒル・ファンダイク。

ただ、まだ粗削りだったフローニンゲンでのデビュー当時は若さも露呈している。

欧州出場権を懸けた2010-11シーズンのプレーオフ決勝ADO戦ではミスを連発。5-1で落とした1stレグで失点に絡むと、2ndレグでも痛恨ミスで失点献上してしまった。

当時のファンダイクは右SBで起用されていたが、得点を奪うしかなくなった2ndレグの後半からはなんと急造ストライカーに。

すると、2ゴールを決める活躍を見せた。直接たたき込んだフリーキック(以下動画3分20秒~)と、カウンターから左足で仕留めたゴール(動画4分30秒~)がこれだ!

背番号48が新鮮!どちらも相手GKのミスにも思えるが、この当時からフリーキックを蹴っていたようだ。

【関連記事】Qoly編集部が選んだ、世界の隠れた名フリーキッカー20人【Part5】

ファンダイクを急造FWにしたフローニンゲンは、なんと5-1のミラクル勝利。だが、PK戦の末に欧州出場権は逃している。

フィルヒル・ファンダイク

「(大差がついていたので)後半はストライカーとしてスタートした。

無様なフリーキックを決めたけれど、確かに点にはなった。そして、もう1点決めたんだ。

最終的には5-1にしたけれど、残念ながら自分は交代しなければいけなかった。痙攣で歩くことができなかったからね。

PKで負けたけれど、自分にとっては忘れられない日だ。

あれで当時のチームでちょっと名を売ることができたと思う。翌シーズンはほぼ全試合に出場したからね」

ちなみに、2ndレグやってしまった失点献上シーンは上記動画2分~。

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい