先日、所属するブレシアの練習を無断で欠席したと伝えられたマリオ・バロテッリ。
その後の報道によれば、バロテッリは「内臓が痛い」と主張していたそうだが、すでにクラブとの関係はかなり悪化しているよう。中断中にはこんなリフティングの動画をアップしていたが…。
小さいボールでここまで…やはり技術は一級品だ。ただメディアによれば、再開後には体重オーバーの状況だったとも。
バロテッリは欠席した次の日の練習には現れたものの、コンディション不良のために別練習が続いており、終了後にはディレクターとの会談を行なったという。
そのような状況の中で、ブレシアの会長を務めているマッシモ・チェリーノは地元紙の『TeleLombardia』に以下のように話し、彼はもう退団した気になっていると語ったそう。
マッシモ・チェリーノ(ブレシア会長)
「私は懲戒処分を避けようとしたが、サッカーが停滞していてニュースが少ないので、普段以上の事件になった。
マリオは奇妙な少年であり、彼の頭の中ではもうブレシアにはいないのだ。
コリーニ前監督に彼は甘やかされていた、遅刻の一部は許されたし、緩いトレーニングを受けていた。すべてをマリオのせいにするのは間違っているが、我々にも彼にも失望があるだろう。
彼の契約はセリエBに降格すれば自動的にキャンセルされる。我々の立場を考えれば、来季はフリーになるだろう。
バロテッリを雇うだけで何かが得ようとしたわけではない。我々は彼がピッチ上でなにか重要なことをしてくれると信じていた。
ブレシアで彼が再スタートを切ってくれると考えていた。私はガッカリしている。彼を愛していたし、この空気と代表復帰への欲望が彼を駆り立てることを望んでいた」
セリエAでブレシアは現在20チーム中20位に沈んでおり、残留圏内の17位までは9ポイントもの差をつけられている。
バロテッリは2022年まで契約を残してはいるが、クラブはこの段階でバロテッリの契約を解除するという意向を示しており、練習後の話し合いはそれに関するものだったとも…。
なお、彼は現在ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマやトルコのベシクタシュへの移籍が噂されている。