昨季アヤックスで大暴れすると、ユヴェントスに引き抜かれたオランダ代表DFマタイス・デリフト。
前半戦はセリエAへの適応に苦しんだが、後半戦では本領を発揮している。先日にはこんな低空ヘッドでゴールも決めてみせた(以下動画5分20秒~)。
合わせるのが難しい微妙な高さだったお見事!
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アヤックスとインテルでビデオアナリストを務めていた人物もデリフトのセリエA移籍は大正解だったと述べた。
『VI』によれば、来季からADOのアシスタントコーチに就任するミケーレ・サントーニ氏がこう語ったという。
ミケーレ・サントーニ
「(ユーヴェの監督マウリツィオ・)サッリはディティールに関してはキングだ。
DFとして、これ以上にいいステップはなかったはずさ。
(インテルのオランダ代表DF)ステファン・デフライの成長を見てみれば分かる。
よりうまく守る術を学びたければ、イタリアに行かなくてはいけない。それは間違いない。
オランダではいつだってバルセロナだ。トップのオランダ選手たちは皆バルサに行かなくてはいけない。ヨハン・クライフや(バルサにおける)オランダの影響によって、その結びつきは作られやすい。
だが、イタリアのサッカーは変わってきている。かつては0-0だらけでより戦術的だったが、今では本当に楽しむ試合もある。
アタランタを見てくれ。エリクセン、(ラウタロ・)マルティネス、ルカクのいるインテルを見てくれ。もはや守備的なリーグだとは言えないよ。
イタリアのサッカーはつまらないという固定観念が消え去るには、最高に楽しいサッカーを5シーズンはやる必要があると思う。これがデリフトが直面した偏見だったのさ。
オランダではいまだにバルセロナが天国だと思われている。だが、成長にはこちら(イタリア)のほうがいい。
彼はバルサでまた1vs1で守備をやっていただろう。その後、さらに成長することはなかったはずだ。バルサはよくなっただろうが、彼はそうならなかっただろう。
今の彼は全く新しい守備を学んでおり、本物のディフェンダーになっている」