フランスではリーグが早くに打ち切られたものの、クプ・ドゥ・フランスは残っていた決勝戦が延期の形に。その試合が先週開催されていた。
大きな話題になったのはPSGのエースであるFWキリアン・エムバペが怪我で離脱したことだった。サンテティエンヌのDFロイク・ペランがタックルをした瞬間、足首に…!
無人のスタジアムに響くエムバペの悲鳴、そして乱闘まで…。
そして、そのタックルをした元フランス代表DFロイク・ペランは今回34歳で現役を引退することを発表。最後の試合でレッドカードを受け、ピッチを去ることになった。
それに合わせて発表されたペランのメッセージがこれ。
ロイク・ペラン
「先週の金曜日、クプ・ドゥ・フランスの決勝で最後の試合ができた。それにとても感激した。
もちろん叶えられなかった目標もあるが、この17年のプロサッカー選手人生で浮き沈みを乗り越えながら、常に自分の力を発揮できたことを嬉しく、誇りに思っている。
多くの思い出が刻まれた。すべての指導者、そして私とともに研鑽を積んできた多くの選手。そしてこのスタジアムの幻想的な雰囲気の中で生きることを許してくれたサポーター。
キャリアを始めたときから助けてくれた多くの友人たち、そしてサポートしてくれたアトバイザーのダヴィド・ヴェンディテッリに感謝したい。
また、最初にサッカーを始めたときから信じられないほどの支援をしてくれた両親や兄弟にも。
そして、16年間常に私のそばにいてバランスを取ってくれた妻オセアヌ、人生の複雑な瞬間に未来を見せてくれた二人の子供にも。
人生のページはめくられるが、サンテティエンヌとの物語はまだ終わらないよ。Allez les Verts」
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サンテティエンヌでデビューして以来、17シーズンに渡ってひとすじにプレーし続けたペラン。当初はウイングだったものの、それからサイドバック、センターバックとポジションを変えながらチームに貢献し、フランス代表にも上り詰めた。
プロとしてのキャリアでレッドカードを受けたのは、公式戦469試合に出場しながら今回を含めて2回のみ。クリーンな選手として知られたが、皮肉にもその一つが最後の試合でのものになってしまった。