近年スペインで多くの選手が税金逃れにより有罪判決を受けてきた。特にレアル・マドリーやバルセロナでプレーした名選手が多く告発されている。

あのクリスティアーノ・ロナウドも脱税の容疑でこのように裁判所へと召喚されたことがある。

スペインでは初犯の場合、短期の有罪判決を受けたとしても投獄されることはなく、罰金の支払いに変えられる。そのため今のところ刑務所に入った選手はいない。

しかし今回『Guardian』が報じたところによれば、イングランドのプレミアリーグやチャンピオンシップ(2部)などでプレーしているサッカー選手にも税金逃れの疑いが著しく増加しているそう。

2019-20シーズン、イギリスの歳入関税庁が税金逃れの疑いで調査した選手はなんと246名。昨季は87名だったため、3倍近くに膨らんでいるという。

また、脱税の疑いで調査したサッカーの代理人も23名から55名と倍以上になっているようだ。

その主な手口は「肖像権収入」を使ったものだそう。

プレミアリーグとチャンピオンシップでは、選手の賃金に45%の所得税が課せられている。一方、肖像権収入には法人向けの税率で19%となるため、選手にとっては有利なものに。

そのため、本来給与で支払われるはずのものが肖像権収入に変えられているのではないか…と疑われている選手がかなり多いという。

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2部の選手であっても肖像権で多額の支払いを受けている場合、何らかの手段によって税金逃れを行なっている可能性があり、税務調査が入るきっかけになるとか。

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