ベルギー1部リーグ第10節、アントワープ対ベールスホット戦で三好康児vs鈴木武蔵の日本人対決が実現した。
先発出場した2人はともに存在感を発揮。三好はチャンスを演出したほか、武蔵は2ゴールを叩き出す活躍を見せた。
試合は武蔵の2ゴールでベールスホットが一旦は同点に追い付くも、直後に勝ち越したアントワープが3-2で勝利している。
この結果、アントワープは首位に浮上。一方のベールスホットは4位となった。『Sporza』によれば、両指揮官は試合後にこう述べていたという。
イヴァン・レコ(アントワープ監督)
「両チームとも攻撃的であることは事前に分かっていた。5ゴールが生まれたのは偶然ではない。
無観客と木曜日のELと我々にはハンデがあった。こちらにはフィジカルの問題があり、ベールスホットはいいプレーをしたよ。
疲労感が大きな意味を持つことは分かっていた。開始から60分までに勝利したかった、最後の30分はきつくなるはずだったからね。
我々は大体うまくいった。(今季は)非常に順調だ。
10節を終えて首位に立っており、ミッドウィークのELにも勝った。シーズン序盤のカップ戦決勝にも勝っているしね」
エルナン・ロサーダ(ベールスホット監督)
「今日の正しい結果は引き分けだったはずだ。残念なことに2-2にした直後に決勝点を許してしまった。
自分たちを誇りに思うべきだ。全てを尽くした。同点にした後に野心的過ぎたかもしれないがね。
もちろんダービーなので痛いが、この負け方なら問題ない。選手たちに脱帽だ」
武蔵はゴール前で冷静にシュートを流し込み2ゴールを決めている(以下動画2分5秒~、3分50秒~)。
どちらもタリク・ティスダリのアシストだが、特に1点目のぬるぬるドリブルは圧巻。また、武蔵がやった股抜き突破シュートもすごかったぞ(動画2分40秒~)。
アントワープは今週のミッドウィークにはELでトッテナムと対戦する。