10月31日の誕生日で56歳になった元オランダ代表FWマルコ・ファンバステン。
稀代のストライカーとして活躍した彼は監督としてオランダ代表やアヤックス、ヘーレンフェーン、AZなどを指揮した。ただ、指揮官としては成功できず。
『Guardian』のインタビューで本人がこう明かしていた。
マルコ・ファンバステン
「私はいい監督ではない。
選手に教えたり、サッカーについて語ることはできるよ。
だが、監督として負けることはあまりにも辛かったので耐えられなかった。
監督は自分の選手たちに対してポジティブでなければならない。父親が息子にそうであるようにね。
それが自分には本当になかったものだった」
「この職業は健康にもよくない。
アシスタントコーチだった時の私は知的で役に立っていた。忍耐力もあったんだ。
監督としての私はそれと正反対だった。
(監督業を)辞めるという良い決断をしたよ。
今は別のことに取り組んでおり、ずっと自由に感じている。テレビで働いたり、サッカーについて語ったりね。
素敵な妻と素敵な子供たちもいるし、孫も2人いる。みんな健康だし、私は人生を楽しんでいるよ」
選手としては大成功したファンバステン。特にボレーシュートの技術は天下一品で、あのベルバトフも真似したほどの達人だった。
何度でも見たい鬼ボレーだ!
同紙では、ヨハン・クライフは選手としても監督としても成功したが、ファンバステンは天性の監督ではなかったとしている。