UEFAネーションズリーグのファイナルステージ進出を決めたフランス代表。
王者ポルトガルを0-1で撃破した試合ではアドリアン・ラビオも出色の出来を見せた。
彼はディディエ・デシャン監督から一時は干されていた選手だが、ついに代表での地位を掴み取った。『L'Équipe』によれば、デシャン監督はラビオについてこう述べていたという。
ディディエ・デシャン(フランス代表監督)
「私はアドリアンと話し合った。彼にリミットはないし、適応できる。完成された選手だ。
彼のことを忘れたことは一度もなかったよ。
彼が変身したと言うつもりはないが、もはや同じ(選手)ではない。我々は信頼関係にある。
私は彼がどこにいるか知っている。ユヴェントスで成功しているだけのことはあるね。
(ユーヴェで)もし不満を言えば、そこにはいられない。
だてにユヴェントスのようなビッグクラブにいるわけではないね。
過去を消すつもりはないが、最も重要なのは未来だ。私は彼を信頼している」
2019年にPSGからユーヴェに移籍したラビオ。当初は活躍できずに苦しんでいたものの、その後イタリアでも地位を確立した。
現役時代にユーヴェでプレーした経験を持つデシャンはその厳しさを知ってるだけに、ラビオの変貌ぶりを高く評価しているようだ。
実際、ラビオはポルトガル戦で強烈なシュートを放ち、エンゴロ・カンテの決勝ゴールを演出している(以下動画4分33秒~)。
キレキレのラビオは海外のファンたちからも絶賛されていた。
4チームで争うネーションズリーグのファイナルズ。現時点で進出が決まっているのは、フランスだけだ。